HOME < 画期的な「ED治療薬」を使おう < 違法性について

非正規バイアグラジェネリックを取り扱うEDクリニックの違法性について

「じゃあこれ、バイアグラのジェネリック処方しておきますね」

EDクリニックでお薬を処方してもらった時、あまりにあっさりと診断が終わったという方も多いでしょう。実際、バイアグラなどのED治療薬の処方は、ある程度注意しなくてはなりませんが、精密検査が必要になるケースというのは多くはありません。「あっけなく処方してもらえた」というのは、ごく自然な感想と言えます。

しかし、これが通用するのは正規ルートで入手されたバイアグラジェネリックのみ、ということは意外と知られていません。今回は、医師が持つ"説明責任"がないがしろにされ、そのせいで患者さんに大きなリスクが迫っている、という問題について取り上げます。

◆インド製ジェネリックのバイアグラは非正規品?

そもそも、バイアグラジェネリックは日本で流通する前、インドや韓国など、さまざまな国で先に登場していました。これは単純に、それぞれの国が日本より先にジェネリック製品の認可を出した、ということです。こっちが先だから優れている、後に出たものだから信頼性が高い、というわけではありません。

しかし、国内にすでにジェネリック製品が出た後も、未だにインド製ジェネリックを処方するクリニックが存在しています。理由にはさまざまなものがありますが、中でも訴求力が高いもののひとつに"価格"があげられるでしょう。海外製のバイアグラジェネリックは、国内製品に比べて安価に入手できてしまうのです。

ですが、このインド性バイアグラジェネリックは、リスクがある可能性があります。現状、日本国内にこの薬を持ち込むための正規ルートというのは存在しません。そのため、たとえクリニックが処方したものだとしても、場合によっては偽物である可能性もあるのです。

◆医師からリスクの説明がされていないのは大きな問題

とは言え、インド製ジェネリックのすべてが偽物であるわけではありません。実際のところ、その製品を利用して効果が出た、という患者さんも多くいらっしゃるようです。しかし、今回の問題はそこにはありません。注目したいのは、医師の説明責任です。

前述したように、国内流通品があるにもかかわらず海外製の医薬品を使うということは、使用に患者さんの自己責任が伴います。たとえば、正規品のバイアグラジェネリックを使用して重篤な副作用が引き起こされた場合は、公的機関による治療費の一部負担といった副作用被害救済制度が適用されます。しかし、非正規品の場合は、この制度を利用できません。

重要なのは、こうしたリスクについて医師が患者さんに説明をしているか?ということ。冒頭でもご説明したとおり、EDクリニックではスピーディーに処方が行われるケースが多いです。正規品を取り扱うところでは、リスクについての説明は最低限で済むでしょう。しかし、非正規品を取り扱うところでは、こうした説明には長時間を要して当然です。これがしっかりと行っていないのは違法行為となります。患者さんが保健所に申し出ても、文句が言えないようなことなのです。

◆医療機関としての責任を持っているクリニックを選びましょう

患者さんに薬を処方するということは、それ相応に責任を医師が負うべき行為です。そのため、国内で認可されているお薬以外は取り扱わないのが当たり前。しかし、今回ご紹介したように、中には費用を安くし、ビジネスを優先した処方を行うクリニックも存在しています。非正規品を取り扱う是否はいったん置いておいたとしても、しっかりとそのリスクを説明しないのは非常に悪徳。ED治療でクリニックを訪れる際は、こうした点にも注意してみてください。