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「インポテンツ」から「ED」へ

EDは、ひと昔前までは「インポテンツ」と呼ばれていました。
これはドイツ語の「impotenz」からきた言葉です。英語でいうところの「impotence」、つまり不能という意味があることから、差別的な表現として改称されることになりました。


◆ED=不能ではない!

日本語では「陰萎」とも訳されるインポテンツですが、現在ではEDとして定着しています。インポテンツという言葉は勃起機能の低下のほか、射精障害や性欲の減退などEDよりも広い意味で使われていたようです。

EDに改称された理由としては、医学的に「不能」というのが正しくないということが挙げられます。勃起障害は性機能障害の一環であり、決して不能とか無力といった言葉で表すのは適当ではないからです。

もちろん侮蔑的な意味合いがある点も問題です。2000年代にはこれと同じ理由で、痴呆から認知症、精神分裂病から統合失調症など、多くの病名が改称されました。

しかし単に名称が変わっただけでは、病気そのものに対する偏見がなくなったとはいえないでしょう。特にEDは、男性である以上は誰にでも起こり得る性機能障害です。 例えば体そのものは健康でも、仕事でリストラに遭ったり人間関係に悩んだりするだけで、勃起機能に影響が出る可能性があります。

特別な病気でもなければ、男として終わったわけでもない―EDに対してぜひそんな認識を持つようにしましょう。

◆バイアグラの登場でED治療は大きく進歩!

変わったのは病名だけではありません。インポテンツ時代には、有効な治療法がごく限られていたことも重要なポイントです。

ひと昔前までED症状は泌尿器科で診るべきものでしたが、医師もすべての患者さんに対していい治療法を見つけることは困難でした。

EDは、体に何らかの問題がある「器質性ED」と、精神的な問題からくる「心因性ED」、そして服用している薬が原因となっている「薬剤性ED」の3つに大別されますが、特に心因性EDの患者さんが多く、医学的に有効な手立てが見つからなかったためです。 カウンセリングとなると泌尿器科の診療範囲ではありませんし、それだけでEDをすぐに改善するのは難しいものです。

しかし1998年、アメリカでバイアグラが登場したことからED治療は大きな進歩を遂げました。ようやくEDの有効な治療薬が出てきたのです。日本では1999年に早々と国の認可を受けています。

また人気俳優やサッカー選手を起用したEDのCMも流れるようになり、世間への認知度も高まっていきました。EDは特別な病気ではなく、また治療もできるということが少しずつ知れ渡っていったのです。