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体に原因がある場合(器質性ED)

体そのものに何らかの原因があるEDを「器質性ED」といいます。加齢による動脈硬化や、糖尿病をはじめとする生活習慣病、また男性ホルモンの分泌低下など人によって原因はさまざまです。

◆器質性EDでもっとも多いのは、加齢による動脈硬化

勃起は血流と深い関係にありますので、動脈硬化はもっともポピュラーな原因の1つだといえます。

動脈硬化とは、動脈の血管壁にコレステロールなどが付着し、動脈が硬く狭くなった状態を指します。たとえるなら、新品の頃はしなやかだったホースが、年数が経つにつれて硬くなってしまった状態です。
また内側に汚れもつきますので、中を流れる水(血液)も通りにくくなり、高血圧などにつながります。

動脈硬化は加齢とともに誰にでも起こる老化現象です。中高年世代にEDが多いのも、動脈硬化によって血流が悪くなり、陰茎海綿体に血液が流れ込みにくくなることが一因です。
特に陰茎動脈は、わずか1~2ミリと細いため、全身の中でも動脈硬化の影響を大きく受けます。

◆糖尿病などの生活習慣病も、EDの原因に

高血圧や脂質異常症など、生活習慣病と呼ばれるものはすべてEDのリスク因子となります。これらはいずれも、血管にダメージを与えるからです。

中でも糖尿病は、高確率でEDを引き起こすことが分かっています。糖尿病になると、糖分をたっぷり含んだ血液が常に流れるため、それを運ぶ血管は当然ながら損傷しやすくなるからです。

さらに毛細血管が傷つくことによって、末梢神経に栄養や酸素が行き渡らなくなるため、神経障害も起こります。勃起には性的な刺激を伝えるための神経も必須です。
つまり血管系・神経系いずれにも影響を与える糖尿病は、EDの重大な原因となります。

◆まずはED治療薬で効果を測定する

他にも、ホルモンの分泌異常や貧血を引き起こすことがある「慢性腎不全」や、男性ホルモンの分泌量が低下する「LOH症候群(男性更年期障害)」もEDの原因になります。
また大腸や膀胱などの骨盤内臓器の手術や、交通事故による神経の損傷によってもEDは起こります。原因は本当に人それぞれです。

ただし最近では最初から原因を究明することは少なく、まずはバイアグラなどの治療薬を試してみて様子を見ることから始めます。薬で効果がなかった場合は、血管系ではなく神経系の異常を疑い、他の治療法を試してみることもあります。
神経が損傷を受けていると、脳から性的刺激を陰茎に伝えることができないため、いくら血流を良くする薬を使っても効果がないからです。

このようにED治療薬を試金石として使うことを「バイアグラテスト」と呼び、多くのED治療現場でおこなわれています。