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薬に原因がある場合(薬剤性ED)

EDの中には、服用している薬によって引き起こされる「薬剤性ED」もあります。EDで受診する男性の4分の1を占めるといわれるほど、意外に多い原因です。

◆薬剤性EDを引き起こす可能性のある薬とは?

薬と名のつくものには、すべて副作用があります。その1つにEDもありますので、持病などで服用している薬がある男性は注意しましょう。

EDの副作用を持つ薬は実にたくさんありますが、代表的なものとしては抗うつ薬や精神安定薬、睡眠薬などの中枢神経に作用する薬があります。これらの薬には「セロトニン」という脳内物質を増やす働きがあるものが多いのですが、勃起は逆にセロトニンが減少し、「ドーパミン」が増加した時に起こります。

ですから抗うつ薬を飲み始めてから、性欲の減退やED症状が見られるようになる男性は意外に多いものです。

他に代表的な薬としては、「抗アンドロゲン製剤」があります。エストロゲン製剤やプロゲステロン製剤など、男性ホルモンの分泌を減らす作用のある薬で、前立腺がんの治療などで多く活用されています。
勃起には男性ホルモンが必要ですので、これらの薬はEDにつながります。

他には降圧薬や抗不整脈薬、利尿剤や血管拡張剤などにもEDの副作用を持つものがあります。また「ガスター」などの消化性潰瘍治療薬にもEDの副作用が報告されていますので、いずれにしても服用中の薬がある場合は、その旨を医師に伝えることが大切です。

◆薬剤性EDが疑われる場合は、まず医師に相談を

薬剤性EDは、器質性や心因性と比べると「もっとも治りやすいED」だといえます。原因になっているのが薬ということは、服用量を減らしたり、薬の種類を変えたりすることで治る可能性が高いからです。

ただし必要があって服用している薬を、独断で中止しないよう気をつけましょう。特に抗うつ剤などは、急にやめると反動による副作用が大きく、中には自殺企図が強まってしまう場合もあります。 かならず医師に相談してから、調整するようにしてください。

とはいえEDの原因が薬にあるかどうかを正確に調べることは非常に困難です。もし薬を変えてもEDの改善が見られない場合は、他に原因がある可能性も考えられますので、ED治療を取り扱っているクリニックなどに相談しましょう。

ちなみにED治療薬は、他の薬と併用できる場合も多いのですが、中には良くない組み合わせも存在します。たとえばニトログリセリンなどの硝酸薬や、一部の降圧剤などです。 ですから服用している薬のある男性は特に、ED治療薬を独断で使用しないよう気をつけてください。