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AGA(男性型脱毛症)とED

近年、薄毛に悩む男性は増加傾向にあります。
性欲が強すぎると薄毛が進行する、といった噂は良く耳にしますが、中にはこの噂を信じ、薄毛予防のためにEDでも放置する、といった人もいるのだとか。

この噂は、果たして根拠のあるものなのでしょうか。

◆薄毛と男性ホルモンの関係

1940年代、アメリカのハミルトンという人が、去勢と薄毛の関係についての実験を行っています。
去勢すれば男性ホルモンは生成されなくなり、体内からなくなります。

薄毛が進行中の人を去勢し、男性ホルモンをなくした場合、薄毛はそれ以上進行しませんでした。
その後、去勢した同じ人に男性ホルモンを投与すると、再び薄毛が進行し始めたというのです。

次に、髪の毛がふさふさの人を去勢し、その後、男性ホルモンを投与した場合には、どの段階でも薄毛になることはなかったのだそうです。

これらのことから、男性ホルモンは薄毛の原因の一つではありますが、原因のすべてとは言えないという結論を出したのだそうです。

最近の研究によって、男性ホルモンの主成分であるテストステロンと、毛根部にある5αリアクターゼという酵素が結びついてできるDHTという活性型の男性ホルモンが、毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合することで、成長期にある毛髪に退行期、休止期に移行するようにという命令が出され、薄毛が進行することが分かっています。

簡単に言い換えると、男性ホルモンと薄毛は無関係ではありませんが、それだけが原因ではないということになり、ハミルトンの実験結果は正しかったことが証明されたわけです。

たとえ性欲が強くても、毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体が活発ではない場合は、薄毛が進行することはありません。

「性欲が強いとはげる」は、必ずしもそうとも限らないため、不確かな噂といえそうです。

◆薄毛治療薬でED?

薄毛は男性にとって大きな悩みの一つですが、そのために去勢し男性ホルモンをなくす、といった乱暴な手段に出る人は少ないでしょう。

薄毛を気にするのには「女性の目を気にして」というのが最も大きな理由と考えられます。
いくら薄毛が解消されるといっても、上の実験のように去勢され、性欲が減退し女性に興味がなくなるようでは本末転倒です。

最近では、AGA治療にもよく効く薬が出てきていますが、中には副作用として性欲が減退するものもあるようです。

特に薄毛治療は長期間にわたるものですので、性欲減退がやがてEDへと進行する可能性は高くなります。

しかし、実は女性は男性の薄毛に関して男性ほど気にしていないと言われています。
むしろ、気にしすぎて変な髪形になるくらいなら、いっそ髪がないならないで構わない、と答える女性の方が多数派です。

現に、髪の毛が全くないお坊様は、女性にモテる場合も多いようです。

また、AGAとED、どちらの問題が女性と付き合うのに重要かを冷静に考えれば、答えは明白でしょう。

AGAの治療薬が原因でEDとなっているならば、治療薬を中止すればすぐに改善します。とはいえ、治療をやめた途端に一気に薄毛が進行する、といった情報も多く目にしますので、一度やり始めた治療を途中でやめるには勇気が必要かもしれません。

バイアグラはAGA治療薬と同時に飲んでも問題ないとされていますので、中止を思い切れない場合は、併せてED治療薬を試すのも一つの選択肢ではないでしょうか。